香りや匂いが人に及ぼす影響ってこんなにスゴイ

あなたはこんな経験をしたことはありませんか?
・自分の嫌いな香水をつけている人が近くにいると何だかイライラする
・元恋人がつけていた香水の匂いを嗅いだら昔の記憶が蘇った
・部屋でお気に入りのアロマをたくとリラックスできる

このように人間は香りや匂いを嗅ぐことで強い影響を受けています。
今回はなぜ人が香り強い影響を受けてしまうのか、そのメカニズムや不思議について解説していきます。

嗅覚は五感の中で2番目に影響力が強い

人間には視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚の5つの感覚をもって生きています。
人間が記憶や感情において影響を受ける5感の順位をご存知でしょうか?
答えは以下の通りです。

【五感が記憶や感情に直接作用する重要度ランキング】
1位:視覚(58%)
2位:嗅覚(45%)
3位:聴覚(41%)
4位:味覚(31%)
5位:触覚(25%)
*マーチン・リンストローム著の『五感刺激のブランド戦略』(ダイヤモンド社2005年)

嗅覚はなんと第2位です。この結果から香りと脳は密接に関係していることがわかります。

香りや匂いは感じる脳に直接訴えかける

どうして香りは聴覚や味覚よりも強い影響力を持っているのでしょうか。その答えは嗅覚のメカニズムにあります。

人は匂いの元となる「におい物質」を鼻から吸い込むと大脳辺縁系へと情報が直接届けられます。この大脳辺縁系という脳の部分は「感じる脳」と言われており感情を司っている部分になります。聴覚や視覚などの他の感覚は「考える脳」といわれる大脳新皮質という部分に届けられその後に大脳辺縁系に届けられます。嗅覚だけが直接的に大脳辺縁系へ届けられこの差が影響力の違いを生みます。

なぜ嗅覚だけが直接的に「考える脳」へと届けられるかというと、それは危険を察知するためだと言われています。たとえば腐っている食べ物を食べるのは食中毒を起こすリスクがあるので危険です。腐っているかどうかはなかなか見た目では分かりませんが、私たち人間をはじめ動物は匂いを嗅ぐことで「食べて安全なのかどうか」を直感的に判断することができます。野生の動物は匂いによって相手の力量や天敵かどうかを確かめることができるようにもなっています。命の危険を察知できるように嗅覚は設計されているのです。

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