意外と浅い?茶香炉の歴史を解説

茶香炉の始まりは1997年

茶香炉はその容姿や名前から古い伝統があるのではないかと思われていますが、その歴史は比較的新しく1997年に始まります。愛知県に本社置く愛知化学陶磁器株式会社の代表取締役である山田辰男社長が、アロマポットにヒントを得てはじめて茶香炉を開発しました。

山田さんがあるインタビューで茶香炉の開発秘話をこう語っています。

この茶香炉は、山田辰男社長が不況下にある焼き物業界で、次なる商品を模索する中、5年ほど前にちょっとした遊び心から「アロマポット」を思いついたもの。これまでの常滑焼の朱泥・黄泥・緑泥・黒泥といったカラフルな色調から、いろいろ考えあぐね、原点にもどる→自然→石という結論にたどりついた。どこでも見かけ、つい見過ごしてしまいがちな自然な石の色を使うことで、だれからも拒絶されない色を考えた。
両親から、「お前はあまのじゃくだなー」といわれ育ったという社長の考え方はユニークである。これまで一貫して、他メーカーで扱ってないものを作ってきた。ある時、この作品を見た静岡のお茶問屋さんが「これ面白いね」と持ち帰り、翌朝「お茶をのせてみたら?」とヒントをくれた。ビィーン!
出荷に追われる中、従来と流れが変わってきていることに面白みを感じている。例えば出荷先がペットショップ!臭い消しと、お茶の香りが可愛い犬・猫のストレス解消に役立っているのかな。
今回のヒットについて「立派な物を作っているので、営業に励んでいるのでもない。…人間疲れしているんでしょうね。」と社長は語る。

ちなみに、これが世界で1番初めに開発された茶香炉。
愛知化学陶磁器が開発した茶香炉

全国に茶香炉が広まったきっかけ

愛知県の一企業が開発した茶香炉が全国に広まったのはある賞がきっかけでした。2001年に愛知化学陶磁器が開発した茶香炉が全国地場産業優秀技術・製品表彰の最優秀賞「中小企業庁長官賞(地場産大賞)」を受賞。受賞をきっかけに一気に全国に広がり、様々な茶香炉が販売されるようになりました。

まだまだ歴史が浅い茶香炉。これからの更なる進化に期待ですね。

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